たびんちゅ。

MiddleEast

【Day100】教養不足

2018年7月19日 12カ国目:【ヨルダン】アカバ湿り気一つない乾いた大地の中を歩いて、国境を超える。 衝撃的な物価の高さから4日間しか滞在しなかったイスラエルを去り、ダハブ行きのフェリーに乗るためだけに、ここヨルダンのアカバへ来た。国境を超えるや…

【Day70】女好き

2018年6月19日 6カ国目:【トルコ】イスタンブールアジアとヨーロッパが交差するユーラシア大陸随一の大都会イスタンブール。 ボスポラス海峡により隔てられたヨーロッパ側に俺はいた。 港にはカモメが飛び交い、二階建てのガラタ橋では平日の昼間にも関わら…

【Day68】噂

2018年6月17日 6カ国目:【トルコ】パムッカレ噂があった。地中から湧き出る透き通った透明の湯が、段々畑のように連なった白く輝く石灰棚を滑らかに流れ落ちる。 それはそれは美しく、ユネスコの世界遺産にも認定されている。 その場所の名はパムッカレ。噂…

【Day65】ドキドキカッパドキア

2018年6月14日 6カ国目:【トルコ】ギョレメ早朝、重いまぶたをどうにかこじ開け展望台を登る。 トルコではいたるところで見かける赤い大きな国旗が、展望台の頂上で朝日に照らされ神々しく揺れている。いつもなら特になんとも思わない国旗が、今日は少し神…

【Day44】度を過ぎた優しさ

2018年5月24日 3カ国目:【イラン】タブリーズ朝、パッキングをして宿を出る準備をする。 全ての荷物をバックパックに詰め、アルメニアへのルートを調べる。 久しぶりの陸路国境越えに、ワクワクする。 全身の毛が逆立つような感覚。この感覚はすごく表現し…

【Day42】旅への渇望

2018年5月22日 3カ国目:【イラン】ラシュト久しぶりにドミトリーではなくシングルルームに泊まっていたため、(ドミが無かった)周りから干渉されることなく目を覚ます。今日の夜ラシュトを発ち、タブリーズへ向かう。 イスファハーンに長居した後遺症か、放…

【Day41】カスピ海沿岸

2018年5月21日 3カ国目:【イラン】ラシュト早朝、爽やかとは程遠い面持ちでバスを降りる。どうしてもあと1日だけいてほしいという元彼女の願いを聞き入れ、昨日イスファハーンで最後の別れを告げた。彼女とは昨日ほぼ一日中一緒にいた。やっぱり心まで美し…

【Day39】美女と野獣

2018年5月19日 3カ国目:【イラン】イスファハーン 昨日の夜、彼女に電話して俺の気持ちを全て伝えた。ここだけの話、俺も彼女のことが好きだった。温度差に耐えられなかっただけだ。 ただ少しでもそんなことを伝えると、彼女に淡い希望を持たせることになる…

【Day38】世界の半分で、愛をさけぶ

2018年5月18日 3カ国目:【イラン】イスファハーンもうここにいてはいけない。 来る日も来る日もそう思いながら、俺はここイスファハーンに沈没していた。かつて 「世界の半分がここにある」 と言わしめたほど栄えた都市イスファハーン。 なかなか綺麗な街だ…

【Day31】恋の引き金

2018年5月11日 3カ国目:【イラン】シーラーズ今日は旅立ってからちょうど1ヶ月記念日だ。 いつもなら大体このくらいで旅が終わり帰国していたが、今回はまだ10分の1だ。 いやもう10%が終わってしまったという感覚か。 イランで最も美しいと言われている町、…

【Day28】不思議な空間

2018年5月8日 3カ国目:【イラン】ヤズド夜のバスターミナルを清々しく風が吹き抜ける。 無防備にベンチに横たわり、星一つ見えない曇り空を見上げていた。 俺は3日間過ごした砂漠の町ヤズドを後にし、シーラーズへと向かうためバスターミナルへ来ていた。夜…

【Day26,27】ゾロアスター教

2018年5月7日 3カ国目:【イラン】ヤズドだだっ広い砂漠の道が延々と続く。 バスを降りる。朝の日差しが眩しい。ここは砂漠のオアシス都市、ヤズド。 かつてシルクロードの中のオアシスとして栄えた砂漠の街だ。初めて砂漠にやってきた俺にとってはすごく新…

【Day24】家庭訪問

2018年5月4日 3カ国目:【イラン】テヘランなんだか緊張するな。 観光地から少し離れた住宅街の階段を俺は、ヤスちゃんに少し遅れを取りながら上っていった。正直にいうと 「美人局だったら詰むな。」 と少し身構えていた。しかしそんな俺を待っていたのはす…

【Day24】デート

2018年5月4日 3カ国目:【イラン】テヘラン気づくと朝になっていた。 熟睡していたようだ。イランにやってきたのは幾多の旅人達が 「イランは面白い!」 と口を揃えて言っていたからだ。つまり俺はイランの情報を何も知らない。 ネットでテヘランの面白そう…

【Day23】「サラーム」

2018年5月3日 3カ国目:【イラン】テヘラン俺は重いバックパックを背負い疲労感満載の表情で新しい土地へと降り立った。 バックパッカーとしては人生で初めてアジアを脱し中東の国イランへやってきた。とりあえず空港からメトロに乗って市内へと繰り出す。 …