たびんちゅ。

【Day24】家庭訪問

2018年5月4日
3カ国目:【イラン】テヘラン

なんだか緊張するな。
観光地から少し離れた住宅街の階段を俺は、ヤスちゃんに少し遅れを取りながら上っていった。

正直にいうと
「美人局だったら詰むな。」
と少し身構えていた。

しかしそんな俺を待っていたのはすっごいあったかいイランの一般家庭だった。
玄関を入るなりパパ、ママ、弟、親せきがウェルカム状態で握手を求めてくる。

そしていきなりリビングでみんなでティータイム。



ママが作ってくれていたまじで美味いお菓子やチャイを飲みながら何時間だろうか。
3時間は入り浸っていた。

その間に



サンドバックがあったのでボクシングを教えたり、



ウクレレを弾いたり。

俺の持ちうる特技を最大限に生かして仲良くなった。
本当にあったかい家庭だった。

見ず知らずの外国人になんでここまで親切にできるのだろうか。
ましてや出会い系に課金してるようなやつだ。

これに比べたら日本のおもてなし精神なんて大したことない。
日本人でここまで他人に親切にできる人なんてそうそういないと思う。

その後俺が行ってみたかったテヘランを一望できる公園へパパが車で連れてってくれるという。

ヤスちゃんと弟くんと親せきの娘ちゃんと遠足状態。


夜のハイウェイをみんなで歌いながら飛ばす。
軽いテンションで連れてってくれるというので近いのかと思っていたら、車で1時間はかかった。

そしてこの景色。



ここはテヘラン随一のデートスポットだ。
彼女欲しい欲がまたもや爆発した。



まあ今回はステキなヤスの家族と来れてすごい嬉しかったので良しとしよう。
次に来るときはお互い彼女連れてこようなと13歳の弟くんと固い約束を交わした。

その後もイランのケバブやアイスをおごってくれたり、ヤス家から中々離れた俺の宿の最寄りまで車で送ってくれたり信じられないほど親切にしてもらった。

最初に美人局じゃないかと少なからず疑ってしまった自分が恥ずかしい。


言葉にならないほどの感謝をつたないペルシャ語で伝えて俺は、薄暗い夜の街を表現できないほど温かい気持ちで歩いていた。



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