たびんちゅ。

【Day112】探し物

2018年7月31日
13カ国目:【エジプト】カイロ

ルールは破るためにある。
カイロの交通事情はまるで俺にそれを伝えるかのように、荒れ狂っていた。


ヨルダンから人生初の海路でエジプトのダハブに恋をするために入国した俺は、恋をするために350ドルも払って、恋をするためのダイビングのライセンスを取得した。恋をするためにライセンスの勉強をし、恋をするためにダハブに1週間以上滞在した。

順調にテストに合格し、無事ライセンスを取得した。



ただ一つだけ誤算だったのは、日本人の女の子が全然いなかった事だ。
欧米の姉ちゃんも男連ればかりだ。



おいおいどうしたダハブ。
かつて「恋するダハブ」と名声を轟かせたこの地も、エジプトの古代文明と同じく衰退していくのだろうか。

恋のできないダハブにこれ以上用はない俺は、アフリカ縦断の準備をすべく、首都カイロへと向かった。



ダハブとは打って変わってカオスの街並み。
嫌いじゃないぞカイロ。



とりあえずエジプト感を味わうためのギザのピラミッド。



世界一周してる感がすごい。

暑くてそんなにテンションは上がらないのだけど
「かの有名なピラミッドまで行って感動しないなんて変態!」
と視聴者の皆さんに思われないように、カメラの前では世界一周感を演出した結果だ。


客引きがうざいけどピラミッドは大きいし、後ろに広がる砂漠もいい感じだった。
昔はピラミッドの周りは360°砂漠だったのだろうか。
もしそうなら初めて発見した人が羨ましい。

まあこの手の観光は第1発見者の追体験みたいなもんだから仕方ないか。
俺も何か見つけたい。
新しいものじゃなくてもいい、自分にとって最高の絶景を心に刻みたい。


もし見つけられたら写真は撮らないでおこう。その方がきっと俺の記憶に深く刻み込まれるだろうから。



友達が去ったカイロの宿で少し寂しくキーボードを叩く。
探し物が一つ増えた俺は、自分の進みたい道を、迷い、さまよいながら模索していた。




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