【Day45】未承認国家
2018年5月25日
5カ国目:【アルツァフ共和国(旧ナゴルノ=カラバフ)】ステパナケート
未承認国家ナゴルノ=カラバフ。
音の響きも漢字もカッコいい。
現在は憲法改正により、アルツァフ共和国という名前になっているようだ。
初めてこの国のことを知った時から、絶対に訪れようと思っていた。
ここは未承認国家なので、ほとんどの国から国として認められていない。
認めているのは
アブハジア共和国、南オセチア共和国、沿ドニエストル共和国の3カ国だけで、この3カ国もまた未承認国家である。
「未承認国家が未承認国家を承認しあっている...。」
傷の舐め合いだ。
だがしかし俺の旅人としての嗅覚が
「あそこからはシュールな匂いがプンプンだ。行こうぜ!」
と言っているのではるばるここへやって来たというわけだ。
ゴリスからバスに乗り、首都ステパナケートへやってきた。
アルメニアから来る時にイミグレーションなどは無く、入国してから外務省に行ってビザを発行してもらうというスタイル。
さすが未承認国家。
他の国がどうであれ己のやり方を貫き通すスタイル、俺は好きだ。
そしてこれが首都のステパナケート。
こんなに自然豊かな場所が首都だとは。すんばらしい。
街を散策しているとやはり外国人が珍しいらしく、熱い視線を集める。
気づくと子供達の群れを引き連れながら歩いている。
どこの国へ行っても子どもを手懐けるのは容易い。
俺の天職はきっと幼稚園の先生だろう。
そしてこの国1番の観光名所、タティック・パピックへ。
何度でも言いたくなる名前だ。
日本語名は「我らの山」。
独立したい意思がすごい伝わるいい名前だ。
そしてこれが、我らの山だ!!!!
ナゴルノ=カラバフ.....
お前最高だよ!!!
こんなセンスあるモアイ初めてみたぞ!
本家に負けてないよ!
たとえ世界中で誰一人お前のことを国と認めなかったとしても、
俺はお前を国として認めるよ。
街へ戻って行く俺の後ろ姿を、彼はその優しい笑顔でいつまでも見送ってくれていた。
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