【Day50】美人恐怖症
見渡せば美人。
街を歩けば美人にぶつかる。
そんなアルメニアを早々に去り、俺は次の国ジョージアへ向かっていた。
おととい旧ナゴルノ=カラバフ、アルツァフ共和国で友達をたくさん作り、(とても小さい国なので1人友達ができるとネズミ講のようにどんどん増えていく)
世界一美人が多い国の一つ、アルメニアの首都エレバンへやってきた。
エレバンではもはや観光地並みの知名度をもつ有名日本人宿、「リダの家」に泊まった。
最近日本人が減ってるらしい。
シャワーもないし汚いので、当然といえば当然だが、リダ家の情報ノートは一見の価値がある。
ネット上に情報がなかった時から、幾多の旅人がここに情報を書き記してきた。
ちなみにこれは中西大輔さんのページ。
約11年もかけて自転車で世界を二周した人だ。
俺は中学生くらいの時にこの人の本を読んだことがある。
その頃の俺は
「いつか世界一周してみたいな〜」
くらいにしか思ってなかったのだが、
今こうして自分が世界一周して、泊まった宿の情報ノートにその著者が実際に書き込んでいる。
この感動は俺の拙い語彙力では書き表せられない。
1人ドミトリーのベッドの上で鳥肌が止まらなかった。
それからは、今までただただ汚いとしか思っていなかったハエだらけのトイレすら、歴史的な遺跡のように感じるようになった。
キモいか。
まあとにかくエレバン行く機会があったら、ぜひリダの家に泊まってほしい。
そんな素敵な宿もあり、さらに俺の大好物の美女がたくさんいるこの国をなぜこんなに早く去るのか。
その理由をみんなに説明するにはまず、知っておいてもらいたいことがある。
「美人恐怖症」
これは美人を目の前にすると正常な判断力を失い挙動不審になったり、その場から逃げ出したくなってしまう症状のことだ。
そう。実は俺は美人恐怖症を患っている。
俺の場合は、美人を目の前にすると体中の汗腺から汗が吹き出し、目を合わすだけで心臓が痛くなる。
美人を見かけるたびに自分を鼓舞し声をかけようと思ったのだが、
あんな美人の視界にこんなきったねえ自分が入っているかと思うと興奮して何も手につかなくなってしまうのだ。
昔から患っていたこの症状はアルメニアに入ってから酷くなった。
幸か不幸か美人が多すぎるからだ。
きっとみんなアルメニアの美女コレクションを楽しみにしてくれていたと思う。
非常に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
その埋め合わせと言ってはなんだが、アルメニアの素晴らしいおばあちゃん達を送る。
ステパナケルトで泊まった宿R&K HOSTELのカリーナ。
朝は必ずコーヒーを出してくれる。
エレバンにあるリダの家のリダ。
日本人大好きでとてもかわいらしい。
座ってたら逆ナンしてきたおばちゃん。
強制的に肩を組まされた。決してこちらから仕掛けたわけじゃない。
ちなみに” I love you”いただきました。
切実に若い女にモテたい...。
こうして美女大国アルメニアに別れを告げ、俺は次の国ジョージアへ向かった。
ウクライナに行くまでには必ず美人恐怖症を克服して、美女の写真をお届けします!
応援よろしくお願いします!
無数の美人のせいで精神疾患を患った俺は、情けなさを噛み締めてバスに揺られていた。
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