たびんちゅ。

【Day31】恋の引き金

2018年5月11日
3カ国目:【イラン】シーラーズ

今日は旅立ってからちょうど1ヶ月記念日だ。
いつもなら大体このくらいで旅が終わり帰国していたが、今回はまだ10分の1だ。
いやもう10%が終わってしまったという感覚か。


イランで最も美しいと言われている町、シーラーズ。
俺はそこにいた。



伝統的で美しい街並みを楽しみながら散歩したり、



ビーフシチューのようなローカルフードを食べたり、



シーシャ吸ったり、



綺麗なモスク行ったり、



天使見つけたり、



プロポーズしたり。

シーラーズ観光の目玉で世界史の教科書に出てくる遺跡、ペルセポリスとかあんまりそそられなかったから行ってないけど、それ以上に楽しい日々を過ごせたであろう。

シーラーズにもう一泊する予定だったけど、美女たちが今日エスファハーンに行くというので、急遽予定を変更して俺も一緒に向かうことに。


そして3人でバスターミナルでエスファハーン行きのバスを待っているとき、事件は起こった。


どこか遠くから「バン、バンッ」という音がする。

その音は徐々に大きくなっていった。

近づいてくる。

俺は車のタイヤがパンクでもしたのかと思った。




それは銃声だった。
合計6発。
反対車線に一台の車が止まった。
それを囲うようにして車が二台止まった。
男が降りてくる。
手にはショットガンみたいのを持っている。
そして最初に止まった車から男を引きづり下ろし、銃を突きつけた。


ここ最近、トランプ大統領のおかげでイスラエルとイランの間に緊張が走っている。
今朝もイスラエルがシリアにあるイランの軍事基地を爆撃したというニュースが耳に入ってきた。


そんな状況であるから銃声を聞いた時俺は
「やっべえ、テロだ!」
とか思った。

まあ事の真相は警察が麻薬の運び屋(20kgものヘロインとアヘンを運んでたらしい。)の車を止めるために銃を撃っただけだったのだが、久々に焦った。

テヘランで500mlのシャンプーを、買った当日に無くした時くらい焦った。


そんな事件のお陰で少しブルーになった僕を元気づけてくれたのがこの娘。
ファッターネだ。



イラン美女三姉妹の次女。
ちなみに俺がプロポーズしたのは三女。

プロポーズして1日もたたないうちに見事に心変わりした俺は、ファッターネと明日も会う約束をしてバイバイした。


いやー、これはあれだね。
恋ってやつだね。
美人ってどうしてこんなにも魅力的なんだろう。


彼女とバスの中で交換した指輪に想いを馳せながらも、三女にもらったブレスレットに多少の罪悪感を感じつつ俺は、明日を待ち遠しく感じていた。




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