たびんちゅ。

【Day73】ヨーロッパ侵攻

2018年6月22日
7カ国目:【ブルガリア】ソフィア

午前4時30分、まだ暗い早朝のソフィアに到着。
人生初のヨーロッパの国だ。
まだ公共交通機関が動いていないのでバスターミナルで朝がやってくるのを待ち、町歩きへ出かけることに。

本当は宿を探す予定だったが、イスタンブールからのバスで一緒だったアサコさんが12時の飛行機でイタリアへ飛ぶというのでそれまでに弾丸観光をすることに。

相変わらず何も調べていない俺はとりあえずついて行く。
まだ人通りが少ない街を歩く。



イスタンブールに比べると都会度は落ちる。



朝から元気な銅像



「Why?」

ここソフィアは何も見るところがないという話を聞いていたが、今のところ本当に何もなさそうだ。

唯一の見どころはソフィアのシンボルである、アレクサンドル・ネフスキー大聖堂だ。



中は撮影禁止なので撮ってないけど正直今まで行った教会の中で1番よかった。
朝で人がいなかったためか神秘的な空気を感じた。

その後世界一やすいと噂のスタバへ。朝活。
店員のお姉さんは少し日本語を勉強していたらしく、名前を日本語で書いてくれた。



この時点で時間はまだ9時にもなっていない。
ソフィアですることも残すはヨーグルトを食べることくらいなので、どうしようかと頭をひねる。色々調べているとここからバスで2時間半くらいのところにリラ修道院という有名な観光地があるらしい。まだ間に合う。移動の疲れもあったので宿を探して昼寝したい気持ちを抑え込み、俺はそこへ向かうことにした。

スタバを出て、アサコさんと別れ移動開始。

路面電車トラムに乗りバス停へ。そこからバスに乗り13時頃ようやく到着。
ここがリラ修道院だ。



山奥にある感じがいい。



これがフレスコ画ってやつか?



森の色が東ヨーロッパっぽい。



ホーンテッドマンションみたいな墓もあり。


2時間後の15時に帰りのバスに乗り17時過ぎにソフィアに到着。


たるんでいたジョージアでの生活以降良いペースで観光ができている。この調子でウクライナまでぶっ飛ばしていこう。


夜のソフィアにパラパラと雨が降る。
傘を持っていない俺は、疲れ切った体に鞭を打ち薄暗い街を駆け抜けて行った。




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【Day70】女好き

2018年6月19日
6カ国目:【トルコ】イスタンブール

アジアとヨーロッパが交差するユーラシア大陸随一の大都会イスタンブール
ボスポラス海峡により隔てられたヨーロッパ側に俺はいた。



港にはカモメが飛び交い、二階建てのガラタ橋では平日の昼間にも関わらず地元のおっさんが釣りをしている。


昨日は世界一美しいと言われるブルーモスクへ行ったり、旧市街をぷらついていた。



今日は黄熱病の予防接種を受けるため新市街へ出かけたが、噂通り有料になっていたので諦める。
昼飯にケバブを買い、タクシム広場で黄昏ていた。


「何しようか。」


タクシム広場のフリーWi-Fiで情報を探す。
するとどうやらこのあたりにイスタンブールにしては良心的な価格のトルコ風呂、ハマムがあるらしい。

ハマムにはジョージアトビリシにいた時から行きたかったが結局行けてなかったので、行ってみることに。


20分ほど歩いて発見。



ローカルな感じがいい。
中に入り定番のアカスリと泡マッサージを頼む。
その後バスタオル一枚になり浴室へ入った。
日本でいう三助に呼ばれるまで、10分ほどここで体を温める。

初めてなのでキョロキョロ周りの様子を伺っていると、1人のおっちゃんがとなりに座った。
そしてかけ湯のやり方を教えてくれる。
有難い。

そんなことを思っているとおっちゃんが付いて来いと言ったのでついていくとサウナがあった。


「こんなのもあるんだ〜。」


中へ入る。
するとおっちゃんが隣に座れと言って手を引っ張ってくる。

この辺から異変に気付いた。こいつまさか...。
残念なことに俺にそっちの趣味はないのでおっちゃんの手を振り払って対面の席に座る。


熱い視線を感じながらもしばらく座っていると、前に座っているおっちゃんが腰に巻いたバスタオルをまくりあげた。
ビンビンだ。
そして右手で掴みシゴキはじめた。


「まじかこいつ笑」


ちょうどその時サウナのドアが開いて別のおっちゃんBが入ってきて俺の後ろに座った。
最初のおっちゃんAは焦ってイチモツを隠す。
助かったと思い後ろを軽く振り返ると、おっちゃんBもまた息子をしごいていた。
それに安心したのか最初のおっちゃんAも再開。


「え、ここそういうとこなの!?」


と一瞬思ったがそんな話は聞いたことがない。
もしそんな場所なら真っ先にバックパッカーの間で噂になるだろう。

逃げた方がいいかなと考えていると、またドアが開き新しいおっちゃんCが登場。AとBは急いで隠す。
警戒していたがおっちゃんCは正常なひとらしくただ座って温まっていた。

その後Aは残念そうに出て行き、Bも何もしていなかったので一安心。


俺ももっとハマム内を見てみたかったのでそのサウナを後にし、別のサウナへ行ってみた。
ドアを閉めて座った直後さっきのおっちゃんAが笑顔で登場し俺の横に座る。
付けてきていたらしい。

俺、即座に逃げるため立ち上がるもおっちゃんAが後ろから抱きついてきた。


「こいつ、ガチだ...!こんなとこで掘られてたまるか!命に変えても処女は守る!!」


俺はフルパワーでおっちゃんAのホールドを振り払う。
ボクシングをやっていたからとっさに出るのはパンチだと思っていたが違った。
気付いたら首を絞めていた。

俺のサイコパス度に相手も怯んだのでその隙に脱出。
サウナをでたら三助のおじさんにちょうど呼ばれたので、そのまま個室にいってアカスリ開始。

全身から垢がでてきて気持ちいいと言いたいところが、さっきの事件のせいで全くリラックス出来ない。そして何故か三助のおじさんがめちゃくちゃ笑顔でアカスリをしてくれる。その時の俺にはそのニコニコはニヤニヤにしか見えず、


「まさかこいつもか...!?」


と疑心暗鬼が加速する。
結果的にはチップ目当てだったわけだが、もう二度とハマムに行くことはないだろう。


宿に帰るとW杯の日本vsコロンビアがやっていてコロンビア人の観光客が騒いでいた。
疲れている俺はあまり関わらないようにしていたが、日本が勝ったおかげでコロンビア勢にがっつり絡まれた。



写真を撮る時にコロンビア女性と肩を組むとしみじみ実感する。
やっぱり僕は女の子が好きだ。


そんなことを考えながら肩越しに香る女の匂いを少しでも多く取り込むため俺は、鼻を膨らませていた。





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【Day68】噂

2018年6月17日
6カ国目:【トルコ】パムッカレ

噂があった。

地中から湧き出る透き通った透明の湯が、段々畑のように連なった白く輝く石灰棚を滑らかに流れ落ちる。
それはそれは美しく、ユネスコ世界遺産にも認定されている。
その場所の名はパムッカレ。

噂があったんだ。
その話を聞いたのは1週間ほど前だったか。
カッパドキアまで一緒にいたりゅういちさんが人づてに聞いたものだった。
彼は言った。


「トルコのパムッカレに行くとロシア人の裸を見れるらしいよ。」


なんでもロシア人の間ではそんな卑猥な写真を撮るのが流行っているようだ。
男女平等を謳っているのか知らないがさすがに卑猥すぎる。
これは注意してやらねば。


こうして俺のパムッカレ行きは決まったのだった。

カッパドキアからバスに揺られること11時間。
朝方、ルートが被っていたユウキと一緒にパムッカレへ到着。


とりあえず朝飯を食うためレストランを探していたら親子丼セットを売っているところを発見。値段もそこそこリーズナブル。

久しぶりの日本食の誘惑に負け、親子丼セットを注文した。

数分後、待望の親子丼が到着。



ついつい「責任者呼んでこい!」と叫びそうになる。
どこの誰に教わったらこれを親子丼と呼ぶようになるのか。


「まあとりあえず食べてみようか。」

「..........。」

やっぱり薄い親子丼風味のチャーハンである。
ここは日本食天国ネパールじゃない。
トルコで期待した俺が悪かったんだ。


親子炒飯にはがっかりしたが、気合いを入れ直していざパムッカレの石灰棚へ。
入り口で国際学生証を片手に入場料を値切るも撃沈。
仕方なく35TL(約860円)を払い入場。


「おお!すげえ!!」



一面雪景色。いや石灰景色。
そこを少し冷たくて気持ちがいい透き通った水が流れている。

カッパドキアといいパムッカレといいトルコの世界遺産はレベルが高い気がする。

しばし感激し、撮影タイム。



カエルもいた。

その後、この敷地内にある遺跡を見に行くことに。
といっても貧乏旅の俺たちは無料で入れる古代の劇場だけ見に行った。



コロッセオ
ここに何千年も前の人たちもいたのかと思うと感慨深い。
遺跡を楽しめる人というのは、きっと想像力が豊かなのだろう。

自分の意識を大昔にタイムスリップさせてそこにいる人たちを観察してみる。
王様、貴族、商人、奴隷、いろんな人がいた。
日本での俺の生活水準は、その時代ならきっと商人だろう。
ただそれを世界水準にしたら俺は貴族くらい恵まれているな。


そんなことを考えてみると意外と遺跡も面白いもんだ。


その後また入り口とは別の石灰棚のほうへいってみたものの、水が枯渇していて残念な感じだ。



ロシア人の裸どころか人がいない。

そうだ忘れていた。
普通に観光なんてしてる場合ではない。
世界遺産で公然猥褻的行為をしているロシア人を注意するために俺はここに来たのだった。


帰りがてら入り口のほうの石灰棚へ戻る。
そして血眼になってロシア人の裸を探す。



このくらいならいくらでもいるのだがトップレスはなかなか見つからない。


「なんだ、ガセネタかよ。」


諦めかけたその時!

ついに、ロシア人のトップレスが!
















噂があったのに。




無理やり盛り上げて書いてみたものの、所詮噂は噂さ。
俺はもうこんなくだらん噂には引っかからないぞ。


強がってみたもののまだトップレスが見たい俺は、ある場所を訪れるためムンムンとこれからのルートを熟考していた。




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【Day65】ドキドキカッパドキア

2018年6月14日
6カ国目:【トルコ】ギョレメ

早朝、重いまぶたをどうにかこじ開け展望台を登る。
トルコではいたるところで見かける赤い大きな国旗が、展望台の頂上で朝日に照らされ神々しく揺れている。

いつもなら特になんとも思わない国旗が、今日は少し神秘的に感じる。
そりゃそうだ。
俺は今、俺が世界一周中に見たい景色の中でも上位にランクインしているカッパドキアに来ているんだ。

もったいぶっても仕方ないのでとりあえずこんな感じです。



気球が風に流されて行くのをぼんやりと見ているこの時間、大好きだ。


その後宿で朝食を食べ、観光へ。
今日は久しぶりの遠足。

メンバーは以下。
昨日会った大学生でユーラシア横断中のサツキさんと、3年近く放浪してるカメラマンのケンさん、トビリシの宿で会った世界一周中で同い年の大学生ユウキ、それとタイで初めて会ってジョージアで再開し一緒にトルコへやってきたお医者さんのリュウイチさん。
それとティンダー野郎の僕。


この5人でレンタカーを借りカッパドキアの奇岩群を回ることになった。
俺は基本的に何も調べない怠惰系旅人なので、いろいろ見逃しているものが多い。
だからみんなで遠足は俺にとっては最高だ。

とりあえずみんなについてけば目の前は絶景。
そして事前情報が全く無い分感動は人一倍だ。


さてレッツゴー!!!



みんなが調べたスポットを周る。



カッパドキアっぽいぞ。



左の岩が猿っぽいと話題に。
カッパドキアはかつて核戦争が起きた時にできた的な話を聞いたことある。

「もしかしたらこれが古代人なんじゃない...?」

リュウイチさんに鼻で笑われる。

まあ誰がなんと言おうと俺は核戦争説を信じてる。
こないだUFO見たおかげで、都市伝説にどっぷりはまってしまったようだ。


それとカッパドキアに来たら絶対にしなきゃいけない遊びがある。
それがこのトリックアートだぁ!!



名付けてディックドキア。
10代の頃の反りを取り戻した。


満足したところで次のスポット。
グランドキャニオンみたいなとこ。



で、でかい...!!!

ジャケ写もパシャリ。



スーパーかっこいい。
ケンさんありがとです!

その後もひたすら観光。
名もなき名所(本当はあるけど知らない笑)をまわってまわってまわってまわ〜る〜。



ラクダ岩。



ラクダ尻。



ラクダ顔。


疲れた疲れた。
今日だけで1週間分くらい観光した気分だ。
来たかったカッパドキアをめちゃくちゃ満喫できて本当に良かった。

まだ旅立って2ヶ月しか経ってないけど、やっとここまで来たかって感じ。

そしてそれと同時に深く実感した。
俺は今世界一周をしてるんだ。

日々旅をしていると無限のように感じる時間も気づけば5分の1が終わっている。
あっという間に帰国になってしまいそうだ。

時間は有限であることを肝に命じて旅をしよう。
どこへ向かうでもなくただふわふわと流れゆくあの気球のように。




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【Day61】ばとぅみ

2018年6月10日
5カ国目:【ジョージア】バトゥミ

シンガポールの劣化版とも揶揄される黒海沿いの港町バトゥミ。
潮風で満たされた整った街並みに魅了された俺は、2日の滞在予定を大きく変更して、かれこれ1週間ここバトゥミに滞在していた。



幾多の旅人が駆け足で駆け抜けていくこの町に1週間いるやつも珍しいだろう。
とくに観光資源もないこの町でやることといえば、ビーチでぼけーっとすることくらいだ。

まず昼前に目を覚ましベッドの上でケータイをいじってゴロゴロする。その後、のそのそと朝の支度を済ませ、水着を着て町歩きに出かける。
町歩きと言ってもそんなに見るものもないので俺の足は自然とビーチに向かっている。

ここバトゥミのビーチには白浜どころか砂浜がない。どこまで行っても石コロのビーチだ。


最初は「インスタ映えしないな黒海。」と思っていたが実際泳いでみると、水着や体に砂がつかないのでとても心地がいい。

さらに黒海は、水の中で目を開けてもしみることがないほどの塩分濃度なので、海に入った後も体がベタつくことはない。


利便性を追求した素晴らしいビーチだ。


ビーチで夕方までのんびりした後は一旦宿に帰りシャワーを浴び、またゆっくりする。そして7時過ぎに今度は港へ散歩に出かける。
7時過ぎといっても日が暮れるのは9時前なのでまだまだ明るい。

今度は仲良くなった港の男達のところに遊びに行く。




港の男は総じて夜の町に詳しいのでここで情報を収集する。
美人がめちゃくちゃ多いここジョージアでは需要は死ぬほどないが、やはりバトゥミに星の数ほど存在するタイマッサージ屋はスペシャルなメニューを持っているらしい。

若くてピチピチのジョージア美女より、年期が入った大きめなタイのおばちゃんが好きな人にはオススメだ。


そして1日で一番の楽しみに美女のダンスを見に行く。



ウクライナ人のヴィカちゃん。
この娘がかわいんだぁ。

話かけたらめちゃくちゃ仲良くなってそのまま海沿いのレストランでディナーを食べに行くことに。
ジョージアの赤ワインを開け、沈みゆく夕日の中乾杯。
2時間ほど談笑しているといつのまにか周りは暗くなっていた。
レストランはロウソクの灯でいい雰囲気に。
机の下で足が絡む。
机の上では熱い視線が交差していた。
そして束の間の沈黙。
無言で彼女の手を握ると、彼女は照れて顔を背ける。
そこから言葉はいらなかった。
店を出てホテルへ向かい、一生忘れることのない熱い夜を過ごした。
















という妄想をしながら遠目で踊ってる彼女をチラチラと見る。
これが1番の楽しみだ。
今日に関しては、最終日ということもあり20分くらいガン見していた。
キモいと思われてももう二度と会うことはない。
何も恐れるな!


正直、バトゥミに来る前まで少し5月病にかかっていてあまり楽しめていなかった気がしていたが、やっと本気で楽しい旅がかえって来たようだ。


詳しくは書かないけどこれもティンダーで会った不思議ちゃんと遊んだおかげだ。
ありがとよ相棒。



シンガポールの劣化版、いや横浜の劣化版バトゥミ。
次にまた世界一周することがあったら必ず来よう。
港町を流れる爽やかな潮風は俺の心の中までもサラサラと吹き抜けていき、重くなった俺の考えを乗せて黒海の水平線まで流れて行った。





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【Day55】空前絶後の超絶怒涛の暇人

2018年6月4日
5カ国目:【ジョージアトビリシ

俺は今バトゥミへ行くためのバスを待っている。
トビリシからバトゥミへはバスで約6時間。そして俺のバスの待機時間は8時間。
何かがおかしい。


全ての原因はメトロのボイコットだ。

今日トビリシの地下鉄がボイコットしたお陰で、15時出発のバスを乗り過ごした。
次のバスは18時だったが、それに乗ってしまうと深夜にバトゥミに到着することになる。
それなら12時発の夜行バスに乗って行って朝ついた方が、宿代も浮くし一石二鳥だ。


この記事は特に書くこともないのだが、異国のカフェで8時間持て余した男が暇つぶしに書いているだけの、くだらない記事であることを前提に読んでほしい。


毎朝目を覚ますと必ずすることがある。
左手にスマホを持ち、右手で右に左にスワイプを繰り返す。

そうティンダーだ。
半年分課金してしまっているので、どんなに忙しくてもやらないわけにはいかない。

実はアルメニアを1週間で去ったのも、ティンダーのユーザーが少なかったからというのが少なからずあった。
それほどこのティンダーというのは俺の旅のウェイトを占めていた。


実際にトビリシではティンダーを通して21歳の女子大生と仲良くなり会った。

俺は日本人の女の子を前にすると緊張してうまく話せないのだが、海外の女の子は全く問題なく話せる。


その理由を深く考察してみた。


まず1番大きな違いは言語だ。
日本人の女子とはもちろん日本語で話す。
お互いがネイティブなため、言葉の奥の意思をいとも簡単に汲み取ることができる。
ここで恋愛における男女の駆け引きが始まる。

しかし外国の女の子と話す時は英語だ。
相手がネイティブの場合もあればそうでない場合もある。対ネイティブの時は相手はこちらがノンネイティブであることがわかるため、細部のニュアンスは気にしない。また対ノンネイティブのときはお互い細かいニュアンスの違いはわからないので、まず駆け引きが生まれることはない。

恋の駆け引きが苦手な俺にとっては好都合なわけだ。ストレートに自分の気持ちを表現するだけでいい。

そして何より、外国人という自分の立場を最大限に悪用できる。
例えば、少し攻めすぎて女の子に引かれた場合、日本人同士だとそこから挽回するのはなかなか厳しい。

しかし旅をしている時は俺は外国人として扱われている。もし攻めすぎて引かれたとしても、文化の違いと言えば俺自身が変人扱いされることは少ない。日本の文化を盾に取り、女の子と対峙できるわけだ。

この最終兵器を持っているため、普段より女の子に引かれることを恐れず一歩踏み込めるので、成功率はさらに上がるのである。


そもそも観光にあまり興味のない俺は、ヨーロッパ旅ではティンダーを軸にして周っていくことに決めた。


くだらないと笑ってくれ。
それでも俺は己を貫き通すさ。


ただやりたいときにやりたいことやる。
童心にかえって、純粋に。

周りの期待に応えようと、理想を追い求めることほど無駄なことはない。
俺にできるのはただただ自分の色を深く、濃くしていくことだけだ。


ティンダーマスターに、俺はなる!!!!!


以上ひたすらに時間を持て余した空前絶後超絶怒涛の暇人でした。




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【Day54】ゆるい毎日と無意味な旅

2018年6月3日
5カ国目:【ジョージアトビリシ

居心地の良い宿で優雅に朝を過ごし、昼過ぎにメトロに乗って街へ繰り出す。



トビリシのメトロは深い。



綺麗な街を歩いたり



おっきい教会行ったり



美女について行ってみたり



自炊したり。

ゆるーい時間が過ぎて行った。
俺はこの生活嫌いじゃないんだけど、どこか引っかかっていた。

世界一周こんなんでいいのか?
なんのために時間と金を費やしてこんなとこまで来てんだ俺は?

こんなモヤモヤが頭のなかを支配する。

そしてゆるい生活を送っていることに少し罪悪感を感じる。


「よし!観光に行こう!」


観光すれば罪悪感は消えるだろうという思いで、同宿で同じく世界一周中ののこうしろうについて世界遺産の街ムツヘタへ。

久しぶりの遠足だ。

メトロからマルシュに乗り換え20分ほどで到着。
近い笑



石畳の感じがすごく美しい。



相変わらずの日本人ブランドで写真を求められる。
そしてお目当ての崖の上にある教会へ向かう。



あそこだ。

「1時間もあれば行けるっしょ!」

とか言って出発。
田舎道を行く。



良い天気だ。



エヴァンゲリオンだ。



やる気のない十字架だ。
まあ何百年も腕をピンと伸ばしてたらそりゃ疲れるわな。

20分ほど歩き始めて、こうしろうが地元のおっちゃんに絡まれてウォッカを飲まされていた時、正面から中国人の女性が歩いてきた。

彼女いわく、この先道は無いし、歩いてあの教会行くのは無理らしい。
ということで一緒に道を引き返しタクシーを拾うことに。

だけどそんなことよりこの人どっかで見たことある気がする。

思い出せなかったので、今までの旅のルートを聞いてみた。

ジョージアの前はどこにいたの?」

アルメニアから来たよ〜」

同じだ。だがアルメニアでは中国人に会っていないな。

「その前はどこいたの?」

「イランにいたよ」

そーだ!イスファハーンで一緒の宿だった人だ!
あっちも覚えててくれた。
まさかこんなとこで会うとは。

「外の世界では不思議なことがたくさん起こるんだな。」
と引きこもりの俺は思う。

そんなこんなでタクシーで15分くらい山道を登り、到着。



おお....!!



ここは十字架もやる気がある!



色の違う川が合流してる!



結婚式やってる!美しい!

いやー感動するな絶景は。
たまにはこういう観光名所にも足を伸ばしてみると面白いな。

ただ一つ昨日気づいたことがある。

観光しないからって罪悪感を感じる必要は全くない。
きっと日本に帰ったら恋しくなるのは、こんなゆるい毎日のほうだ。
今のうちにふにゃふにゃに溶けるまでのんびりしておこう。

元々旅に意味なんてないんだと本物の桜井がカッコつけて言ってたのを信じて、ただ暇つぶしがてら世界を周ってやるぜ。


昨日と同じようにグダグダと夜を過ごす。
ただ昨日より少し、ゆるく流れていく今という時間そのものを楽しめるようになった気がした。




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