たびんちゅ。

【Day54】ゆるい毎日と無意味な旅

2018年6月3日
5カ国目:【ジョージアトビリシ

居心地の良い宿で優雅に朝を過ごし、昼過ぎにメトロに乗って街へ繰り出す。



トビリシのメトロは深い。



綺麗な街を歩いたり



おっきい教会行ったり



美女について行ってみたり



自炊したり。

ゆるーい時間が過ぎて行った。
俺はこの生活嫌いじゃないんだけど、どこか引っかかっていた。

世界一周こんなんでいいのか?
なんのために時間と金を費やしてこんなとこまで来てんだ俺は?

こんなモヤモヤが頭のなかを支配する。

そしてゆるい生活を送っていることに少し罪悪感を感じる。


「よし!観光に行こう!」


観光すれば罪悪感は消えるだろうという思いで、同宿で同じく世界一周中ののこうしろうについて世界遺産の街ムツヘタへ。

久しぶりの遠足だ。

メトロからマルシュに乗り換え20分ほどで到着。
近い笑



石畳の感じがすごく美しい。



相変わらずの日本人ブランドで写真を求められる。
そしてお目当ての崖の上にある教会へ向かう。



あそこだ。

「1時間もあれば行けるっしょ!」

とか言って出発。
田舎道を行く。



良い天気だ。



エヴァンゲリオンだ。



やる気のない十字架だ。
まあ何百年も腕をピンと伸ばしてたらそりゃ疲れるわな。

20分ほど歩き始めて、こうしろうが地元のおっちゃんに絡まれてウォッカを飲まされていた時、正面から中国人の女性が歩いてきた。

彼女いわく、この先道は無いし、歩いてあの教会行くのは無理らしい。
ということで一緒に道を引き返しタクシーを拾うことに。

だけどそんなことよりこの人どっかで見たことある気がする。

思い出せなかったので、今までの旅のルートを聞いてみた。

ジョージアの前はどこにいたの?」

アルメニアから来たよ〜」

同じだ。だがアルメニアでは中国人に会っていないな。

「その前はどこいたの?」

「イランにいたよ」

そーだ!イスファハーンで一緒の宿だった人だ!
あっちも覚えててくれた。
まさかこんなとこで会うとは。

「外の世界では不思議なことがたくさん起こるんだな。」
と引きこもりの俺は思う。

そんなこんなでタクシーで15分くらい山道を登り、到着。



おお....!!



ここは十字架もやる気がある!



色の違う川が合流してる!



結婚式やってる!美しい!

いやー感動するな絶景は。
たまにはこういう観光名所にも足を伸ばしてみると面白いな。

ただ一つ昨日気づいたことがある。

観光しないからって罪悪感を感じる必要は全くない。
きっと日本に帰ったら恋しくなるのは、こんなゆるい毎日のほうだ。
今のうちにふにゃふにゃに溶けるまでのんびりしておこう。

元々旅に意味なんてないんだと本物の桜井がカッコつけて言ってたのを信じて、ただ暇つぶしがてら世界を周ってやるぜ。


昨日と同じようにグダグダと夜を過ごす。
ただ昨日より少し、ゆるく流れていく今という時間そのものを楽しめるようになった気がした。




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