たびんちゅ。

【Day15,16】ABCトレッキング〜下山編〜

2018年4月25日〜26日
2カ国目:【ネパール】ABC〜ポカラ

遠ざかってく雪山を背に、来た道をおよそ3倍速で下っていく。

途中雪崩のせいで道が無くなったりしてた。



そんななか
めちゃくちゃペースの速いFrench Guysに必死に食らいつく。

超きっつい。

ポカラの宿で会った人も5日で行ったらしいけど
「人生で1番きつかった。」
って言ってたな。

「たしかにめちゃくちゃしんどいけど俺はそんな甘い人生を送ってきてないはずだ。」
と自分にムチを打ちながら歩く。


俺は思い出していた。


三中のバスケ部の練習を。
夏休みのインターバルやシャトラン、顧問のレゴの独裁政権のもとやり抜いただろ。

背中で泣きながら食らいついた家康トレーナーのミット打ちも。

毎日毎日なにか面白いネタを披露しなければ干される文京1Aの3学期や談話での一発ギャグの日々も。

通学路にあった険しい飛鳥山だって毎日チャリで超えていた。

大学の実験レポートだって教授とケンカしながらもうまくやりきってきた。

インドで47時間電車に揺られ、知らないインド人のおっさんと同じベッドで寝た。

大通りで野糞してそれを自分で踏んだ。


常に自分にムチ打って周りの期待に応えてきた俺にとっては
こんな山ごとき大したことねえ!

負けてたまるか!

ここで置いてかれたら日本男児が廃るぞ!

俺は金杉家の百姓魂に火をつけ、なんとか2日で下山した。


こうして人生初の登山は幕を閉じたのだった。



そして…






みんなで打ち上げー!

日本好きのスティーブンがラーメンを食べたいというので日本食レストランへ!



最高のご褒美だ。
とにかく楽しかった。

ずっと一人で登ってたらきっとここまで楽しくなかったと思う。


結局俺は新しい人と出会うために旅をしているんだ。


別れはいつも辛いけど、その後ろには新しい出会いが待っている。


「バイバイ」は「はじめまして」の合図なんだなー。

と真面目なことをたまには書いてみる。


帰り道に久々にサンダルをはいて平坦な道を歩く。
アップダウンのない道の先を見ていると、どこまでも行けそうな、そんな気がした。



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